Googleフォームの回答をCSVで徹底活用!データ分析から業務効率化まで

Googleフォームは、アンケートや問い合わせフォームなど、さまざまな用途で利用できる便利なツールです。しかし、蓄積された回答データをそのままにしておくのはもったいないです。Googleフォームの回答をCSV形式でダウンロードすれば、データ分析や業務効率化に役立てることができます。
この記事では、Googleフォームの回答をCSVで徹底活用する方法について、初心者にも分かりやすく解説します。

目次

Googleフォームの回答をCSVでダウンロードするメリット

Googleフォームの回答をCSVでダウンロードするメリットは、主に以下の3つです。

データ分析が容易になる

CSV形式のデータは、ExcelやGoogleスプレッドシートなどの表計算ソフトで簡単に開くことができます。これにより、回答データを集計したり、グラフを作成したりするなど、さまざまな角度から分析することが可能です。

外部ツールとの連携が容易になる

CSV形式のデータは、多くの外部ツールで利用できます。例えば、顧客管理システム(CRM)やマーケティングオートメーション(MA)ツールなどにインポートすることで、業務効率化やマーケティング活動の高度化に役立てることができます。

データの保管・管理が容易になる

CSV形式のデータは、テキストファイルなので、容量が小さく、保管・管理が容易です。また、バックアップや他のシステムへの移行も簡単に行えます。

Googleフォームの回答をCSVでダウンロードする方法

Googleフォームの回答をCSVでダウンロードする手順は、以下の通りです。

Googleフォームの回答タブを開く

Googleフォームの管理画面にアクセスし、回答タブを開きます。この画面では、回答の統計情報を確認したり、個別の回答を閲覧することができます。

右上の「︙」をクリックする

回答タブの右上にある「︙」ボタンをクリックすると、さまざまなオプションが表示されます。このメニューには、回答の印刷やスプレッドシートへのエクスポートなど、回答データを管理するための機能が含まれています。

回答をダウンロード(.csv)を選択する

メニューの中から「回答をダウンロード(.csv)」を選択すると、Googleフォームの回答データがCSV形式のファイルとしてダウンロードされます。これにより、データをExcelやGoogleスプレッドシートなどで自由に活用できるようになります。

ダウンロード時の注意点

  • 文字コード:CSVファイルをExcelで開く場合、文字コードが「UTF-8」になっていることを確認してください。文字化けする場合は、Excelの「データの取得」機能を使って、文字コードを指定してインポートすると改善されることがあります。
  • ファイル形式:CSVファイルは、カンマ区切りのテキストファイルです。Excelで開くと、自動的に表形式に変換されます。
  • 大規模データ:回答数が非常に多い場合、CSVファイルのダウンロードに時間がかかることがあります。また、Excelで開けない場合もあります。その場合は、Googleスプレッドシートで開くか、データを分割してダウンロードすることを検討してください。

GoogleフォームのCSVを使ったアンケート結果の可視化

GoogleフォームのCSVデータを活用して、アンケート結果を視覚的に分かりやすく表現する方法を紹介します。

アンケート結果を可視化するメリット

GoogleフォームのCSVデータをグラフ化すると、以下のような利点があります。

数値データを直感的に把握できる

表のままだと分かりにくいデータも、グラフ化することで一目で傾向をつかめます。例えば、棒グラフを使えば各選択肢の回答数が比較しやすくなります。

トレンドやパターンを簡単に分析できる

時系列データを折れ線グラフにすると、顧客満足度の推移や特定の選択肢の変化を視覚的に把握できます。選択肢ごとの割合を円グラフで示せば、人気の傾向も分かりやすくなります。

説得力のある資料作成に役立つ

グラフを活用することで、データの意味が伝わりやすくなり、社内会議やクライアント向けのプレゼン資料がより効果的になります。視覚的なデータは、数値だけの表よりも説得力が増します。

Googleスプレッドシートのグラフ機能を活用

Googleスプレッドシートを使用すれば、アンケート結果を簡単にグラフ化できます。

CSVデータをGoogleスプレッドシートにインポート

Googleフォームの管理画面から回答タブを開き「スプレッドシートにリンク→作成」の順にクリックします。

グラフを挿入

Googleスプレッドシートが開いたら、上部メニューから「挿入」→「グラフ」を選択します。

選択データ範囲やタイトルを調整して完成

画面右側の「グラフエディタ」で、適切なグラフ(棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフなど)を選択できます。また、必要に応じてタイトルやデータ範囲を調整もできます。

Power BI / Tableauでデータを可視化

より高度なデータ可視化を求める場合は、BIツールを活用すると便利です。

  • Power BI:ExcelやGoogleスプレッドシートのデータを取り込み、分かりやすいダッシュボードを作成可能
  • Tableau:ドラッグ&ドロップで簡単にデータを整理し、見やすく表示できる

これらの方法を活用すれば、アンケート結果を直感的に理解しやすくなり、データの傾向を素早く把握できます。レポート作成やプレゼン資料にも役立つので、ぜひ活用してみてください。

CSVデータの加工・編集

GoogleフォームからダウンロードしたCSVデータは、そのままでは分析や活用が難しい場合があります。ExcelやGoogleスプレッドシートを使ってデータを加工・編集することで、より効率的にデータを活用できます。

ExcelやGoogleスプレッドシートでの基本的なデータ加工方法

  • フィルタリング:特定の条件に合致するデータのみを表示します。大量のデータから必要な情報だけを抽出する際に便利です。
  • 並べ替え:特定の列の値に基づいてデータを並べ替えます。データの傾向やパターンを把握する際に役立ちます。
  • 計算:SUM関数、AVERAGE関数、COUNTIF関数などを使って、データの合計、平均、件数などを計算します。

特定のデータ形式への変換

  • 日付形式:日付データが文字列として認識されている場合、日付形式に変換することで、日付に基づく分析や集計が可能になります。
  • 数値形式:数値データが文字列として認識されている場合、数値形式に変換することで、数値計算やグラフ作成が可能になります。

データクレンジングの重要性と具体的な方法

データクレンジングとは、データに含まれる誤りや不整合を修正し、データの品質を高める作業です。データクレンジングを適切に行うことで、より正確な分析や活用が可能になります。

  • 重複データの削除:重複するデータを削除することで、データの正確性を高めます。
  • 誤字脱字の修正:誤字脱字を修正することで、データの信頼性を高めます。
  • 不要なデータの削除:分析や活用に不要なデータを削除することで、データの処理速度を向上させます。
  • 表記の統一:表記ゆれを修正し表記を統一することで、データの整合性を高めます。

その他

  • 関数の活用:VLOOKUP関数、IF関数などを使って、複数のデータを組み合わせたり、条件分岐を行ったりできます。
  • ピボットテーブル:大量のデータを集計・分析する際に便利です。

これらの加工・編集方法を組み合わせることで、CSVデータをより効果的に活用できます。

CSVデータの活用方法

ダウンロードしたCSVデータは、さまざまな方法で活用できます。

データ分析

  • ExcelやGoogleスプレッドシートでの分析

    回答データを集計したり、グラフを作成したりすることで、傾向や課題を把握することができます。
  • データ可視化

    Power BIやTableauなどのデータ可視化ツールを使うことで、より分かりやすくデータを表現することができます。

外部ツール連携

  • CRMやMAツールとの連携

    顧客データやアンケート結果をCRMやMAツールに連携することで、顧客管理やマーケティング活動を効率化できます。
  • その他のツールとの連携

    API連携やZapierなどのツールを使うことで、さまざまな外部ツールと連携できます。

データ活用事例

  • アンケート結果分析:顧客満足度調査や市場調査などのアンケート結果を分析し、商品開発やサービス改善に役立てる。
  • 顧客データ管理:顧客情報をCSVファイルにまとめて管理し、顧客管理システム(CRM)にインポートする。
  • イベント参加者リスト作成:イベント参加者の情報をCSVファイルにまとめて管理し、参加者リストを作成する。
  • 問い合わせ管理:問い合わせ内容をCSVファイルにまとめて管理し、対応状況を把握する。

CSVデータのトラブルを防ぐ!よくある問題と解決策

Googleフォームの回答をCSV形式でダウンロードすると、文字化けやデータの欠損、日付の表示ミスなど、さまざまな問題が発生することがあります。これらのトラブルをスムーズに解決し、データ分析や業務効率化に活用するための対処法をまとめました。

問題対処法
CSVデータが文字化けするCSVをインポートする際にUTF-8を指定してください。
CSVデータに欠損値がある回答必須の設定を行うか、回答者に再回答を依頼してください。
CSVファイルが開けないGoogleスプレッドシートで開くか、データを分割してダウンロードしてください。
CSVデータの日付が正しく表示されないExcelの「セルの書式設定」機能で日付形式を指定するか、「データの取得」機能を使い、適切なデータ形式でインポートしてください。
不要な列や行を削除したいExcelのフィルタ機能で不要なデータを非表示にし、コピー&ペーストで新しいシートに移してください。また、VBAやGoogle Apps Scriptを活用すると効率的に処理できます。
複数選択式の回答をカンマ区切りで分割したいExcelの「区切り位置」機能や、Googleスプレッドシートの「データを列に分割」機能を使用してください。
ピボットテーブルを活用したいデータを整備したうえで適切な集計方法を設定してください。スライサーやタイムライン機能を活用すると、よりスムーズな分析が可能です。

まとめ

Googleフォームの回答をCSVでダウンロードすれば、データ分析や業務効率化に活用できます。この記事を参考に、CSVデータを活用して、業務改善や成果向上につなげてください。

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